「現代史の虚実」(秦郁彦)を読んでいる

「『沖縄戦において、日本軍が集団自決の命令を行った』との教科書記述が消されそうなときに「公称」11万人の県民大会が開かれた」との記述に驚き。
となると、なんかあったら県民大会やるのがこの島の方針なのかな。
それにしたってやっぱり「11万」って言えるほど人を集めるってことはこの島の人がそれだけ沖縄戦について怒りを…
ってもうそうはいっても60年前(件の話が3年前ぐらい)で。もう実際被害を受けた人間はほとんどが死んでいるのだけど。
なんかいろいろ疑問に思えてきた。


なんとなく思ったので言うと、沖縄の人が本土にとって「左翼っぽい」人の集まりで、「琉球新報」「沖縄タイムス」っていう「左翼祭り」みたいな新聞を読んでいるのは、新聞が洗脳してるんじゃなくて、「日本だけど本土並みの生活ができてない」「国も本土の他自治体並みの扱いをしてくれていない」「その割に悲惨な目には遭っている(米軍が他よりたくさんいることもそうだし、今の日本で唯一太平洋戦争で『戦場』になったこともそうだ。)」ことが根源にある。
沖縄の人がそうだから、新聞もそうなったのが真実に近いのではなかろうか。
あと、離島であることが思想の固定化に役立ったのもあるにはある。全国紙を読む人間はほとんどいない。相互作用的なものはあるだろう。