消失見てきたよ(6日に)

ハルヒがやっぱりなんだかんだで主人公なのだな,と思わせる話だった,という感想.
改変後の世界の流れを大きく変えたのはやはりハルヒで,ハルヒ登場から部室に5人集合までの流れが非常に気持ちよかった.シリーズ全体においては,長門さんだってそういう力を十分に持っている(例えば射手座の話とか)のですが,消失に置いてはハルヒなのだろうと.
つーことでハルヒの株は大きく上がった.


作品の出来的には,「予想を裏切らず,期待も裏切らない」という出来.
こう言うと褒めていない感じだけども,自分の中での予想+期待は相当高いところに有ったので,そこに収まっただけでも十分褒められるところ.ここからの期待を裏切る出来を求めるのは結構酷だろうとは思います.
小説を(多分考えられる中で最大限に)丁寧になぞり,表現に解釈(見ているヒトが納得行く形で)を加え,作っていくことが出来てたなと.凄いな,と.