ぼくの感じる「つくばという街」の恐ろしさについて.

つくばって言う街が恐ろしい.
初めて行ったのは5年前の学会のとき.そのときの大きな「違和感」があったことが非常に印象深かったことを覚えています.そのときはその違和感を言葉に出来なかったのですが,去年,学会と地理院の面接で2回行ったのをきっかけに,この事をもっと考えるようになってと言うことで,今回なんとか文章化できるかなというところまで.


まず,つくばと言う街はその当初から「こう言う都市にするのだ」という計画に基づいて,作られた都市であるということ.そこにおける「人工」の割合が異常に多い都市であると.
なので,(もちろんこれは私観なのだけど)非常に「人間臭くない」という特徴を持ちます.これは,「そこに住んでいる人間の都合」で,作られた・改変された部分と言うのが非常に少ないことに由来するのではないかと考えます.「(そこには住んでいないだろう)計画した人間の都合」で作られた部分が非常に多い,言い換えれば,「生活感がない」都市であるといえましょう.


そして,その生活観のなさは「この街には自分以外の人間が存在していないのではないか?」という「違和感」を生み出します.これが,自分が感じている恐ろしさに繋がってくるのかな,と思います.喩えて言えば,「人間が皆観光に出かけてしまった,機械が全てのサービスを行う22世紀の東京(出典:ドラえもん)」と言う感じ.
(ちなみに,自分の中でこのシーンはドラえもん中「恐ろしいシーンベスト5」には入ってくるもの.あんましファンサイト等では挙げられないのは,ある種「あこがれの未来ってこんなんだ!」というのを体現しているからなんでしょうが,自分はこんな未来はごめんです.)


…と言う話.結構簡単にオチにたどり着いてすっきりしたなぁというところ.
ちなみにつくばは「お掃除ロボやメイドロボなど各種ロボットがいてもおかしくない」唯一の(国内)都市だと個人的には思っています.三田も雰囲気的には近いんですけど,あそこは旧市街のお陰か,まだ生活感があるかなと思います